ガチで苦手なあなたのための国語
現代文/古文/漢文/小論文・・・ガチで苦手な高校生・中学生・小学生のみなさん、なんとかしてみませんか? 効果的なテキストの紹介とその使用法をご紹介します。 

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細切れ勉強法 その1

 皆さんの一日の勉強時間はどれくらいでしょうか?


一時間?
二時間?
五時間?
無時間?


 よく、塾の会議などで話題に上がったり、家庭教師先で保護者の方から言われるのが、
 
 
 自宅で勉強している時間が少ないので宿題の量を増やして欲しい
 
 
という事です。


 こちらと致しましてもクライアントの要望ですから応えないわけにはいきません。ただ、言いにくいことですが、あえてハッキリと申しますと、こうしたことは受験生を子に持つ保護者の方々の精神安定剤の様なものです。
 
 
 目の前で勉強してくれている
 
 
という安心を得たいのでしょう。当然それだけというわけではありませんが。


 正直に申しまして、これだけの時間勉強すれば大丈夫という時間はありません。大切なのは勉強時間の量ではありません。勉強量と質のバランスです。


 宿題を出される側としては、学校の宿題やら部活動、友達と交友を深めるなど様々にありますので、大量の宿題などは困るだけです。
 
 
 双方の要望を折衷する形で、そして学習の理想的な形として、ボクが生徒に伝えているのは簡単なことです。
 
 
 同じ所を何度も繰り返す
 
 
ということです。国語の場合、読解30ページ、漢字100語を一週間の宿題としています。そして勉強時間ではなく、ページ数を書面にして提出しています。これならば、難易度に関しての負担がないばかりか、知識や方法論の定着を図れます。
 
 
 話が横道に逸れてしまいました。ただ、ボクのこの宿題の提示方法がこれからお話する「細切れ勉強法」とも関わってくるので、是非とも述べておきたかったのです。
 
 
 具体的な話に関しては、ページを改めたいと思います。
 

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読解・作文トレーニング(四年生)




【 テキストについて 】

 出口汪氏の「論理エンジン」の小学生版です。中学受験生は出口汪の新・日本語トレーニング 基礎国語力編が終わったら、このテキストに進みましょう。
 
 
 出口汪の新・日本語トレーニング 基礎国語力編は対話形式と共に、別冊の「答えとくわしい考え方」がありましたが、こちらは演習編のため、解説は必要最小限のものしかありません。ただし、演習編だけあって問題のページ数が181ページと、かなりの量です。
 
 
 とはいえ、同じ文章をちがった問題形式で出題したり、様々な角度から何度も学習したことを復習させる、問題配置の仕方はよくできています。
 
 
 合計八章からなり、各章が5ステップで構成されています。各章は次のようになっています。

 
 第一章 一つの文の成り立ち
 第二章 言葉と言葉、文と文のつながり
 第三章 書くことの第一歩
 第四章 登場人物の気持ちを読み取る(1)
 第五章 すじ道を理解する
 第六章 登場人物の気持ちを読み取る(2)
 第七章 ひゆ・ぎ人法と詩・きゃく本
 第八章 四年生の復習

 
 出口汪の新・日本語トレーニング 基礎国語力編を使用した小学生であれば無理なくすすめられるはずです。とはいえ、やはり解説が少ないために、つまづいた所を「なぜそれではだめなのか」と答えられません。自学自習をするには少々難があるので、お父さんやお母さんが一緒についてやる必要があると思います。指導上、もしわからないところがあればお気軽にメールを頂ければ、答えさせて頂きます。
 
 
 それが出来ない場合は思い切って家庭教師などの指導者に頼んでみるというのも一つの方法でしょう。メールによる通信講座(創賢塾)もあるようですのでそちらもご一考されてはどうでしょうか。
 
 
【 使 用 方 法 】

 まずは解説や問題文を音読しましょう。解説ははじめの時点では何を言っているのかわからないかもしれません。当然、初めて出てくる言葉の使い方に戸惑うこともあるでしょう。でも、それは問題演習を通じて体得していきますので、気にしなくてもいいです。
 
 
 解説を音読する目的は、「これから何を学習するのか」ということの意識付けです。それができれば大丈夫です。ボクは実際に生徒に教える場合、解説の音読の後、具体例を用いながら簡単に補足説明をしています。
 
 
 さて、問題文の音読です。これは最低2回は行いましょう。音読の大切さとその効用はここで改めて詳述しませんが、実際に生徒とのやり取りで思うのは、
 
 
 1)音読をすることでその子の詰まっている所が明らかになる
 2)音読がすらすらと出来ない状態では問題は解けない


といった所です。黙読では、指導者も問題の○×に終始せざるを得ません。ところが、音読をさせることによって、単語の意味がわからないのか、文節の切り方がわからないのかといったことが明らかになります。そうすることで、その子の弱点を指摘し、修正していくことが可能となります。読解・作文トレーニングは、例え○×に終始してもそれなりの効果が得られるよう作られてはいますが。


 読解・作文トレーニングで取り上げられている文章はどれも名文であり、該当する学年のお子さんには是非読んでおいてもらいたいものです。できる限り、その全てを理解してもらえれば、今後の読書につながっていきます。


 あと、出口汪の新・日本語トレーニングとは異なり、解答が別冊になっていないのが難点です。思い切って切り取って、ホッチキスで止めるなどして用いましょう。
 
 
 では、まとめます。
 
 
 1)解説文と問題文を音読(問題文は最低2回)
 2)問題を解く
 3)解答、解説で答え合わせ
 4)解説文と問題文を再度音読
 
 
 以上をステップごとに繰り返していきます。各章のステップ5はその章のまとめなので文章が長いですが、頑張って音読していきましょう。
 
 
 一日1ステップ進めるとして、五日で一章分ができます。残りの二日は復習としてそのステップの文章を再度音読しましょう。そうすると、約二ヶ月で終了することになります。
 
 
 そして、復習として一日2ステップを目標に二回転目に入りましょう。最初は出来ていなかった問題が解けることが実感できるでしょう。二回転目は約一ヶ月で終了しますから、計3ヶ月で終了することになります。


【 放 言 】

 大切なところは繰り返し練習できるように編集されているのが、出口氏の論理エンジン系の参考書の強みでしょう。別にこれは独自の考えではありません。
 
 
 大学受験参考書で『ビジュアル英文解釈』(伊藤和夫著 駿台文庫)というものがあります。おそらく出口氏が目指したのはあの参考書なのではないでしょうか。
 

 【テキストについて】でも述べましたが、この読解・作文トレーニングは優れた参考書ですが、解説が少ないという欠点があります。既に学習した単元でも、つまずくことは多々ありますので、お父さんやお母さんはその時に「前にここでやったよね」と横で一緒に確認してやることが大切です。
 
 
 それができない場合は指導者に頼むことが必要ですが、一定量の進度は望めませんのでお気をつけ下さい。ボクの場合、90分の授業でステップが2つ弱といった所です(さまざまな確認作業をしているからもありますが)。参考にしていただければ幸いです。
 

 メールによる通信講座(創賢塾)もありますので、そちらを利用してみてもいいかもしれません。


 使用方法や解答などでわからない所があればお気軽にメールを下さい。お答え致します。
 
 
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土屋の古文単語222




【 テキストについて 】


 精選された例文を元に重要古文単語222語の解説を1ページにつき一語ずつしています。構成は、
 
 ■単語とその訳、漢字での表記
 ■例文
 ■例文の訳
 ■例文で出てきた文法事項の確認
 ■単語のイメージ
 ■単語解説
 ■類義語、関連語などの解説
 
と、かなり贅沢なつくりになっています。


 この参考書の長所は様々にあるのですが、適切な例文でしょう。このガチで苦手なあなたのための国語は、
 
 
 長文を読み進める中で、文法、単語を習得していく
 
 
ことを目的としていますので、その実践の為にはこの土屋の古文単語222がベストです。例文を扱った単語集は他にもあるのですが、文法的な解説が全くなかったりします。基礎単語の習得段階では、やはりある程度の文法解説がある方がいいです。基礎文法の復習にもなりますしね。


【 使 用 方 法 】


 まず、注意事項。
 
 
 ムリに覚えようとしないこと
 
 
です。いつかは覚えられるくらいに考えておきましょう。後の読解演習で復習をしていきますし、基礎単語の習得段階は、


 単語の顔見せ
 
 
です。覚えていればラッキーくらいに、暗記のハードルを下げましょう。では、具体的な使用方法ですが、


 一日目→30語の例文、訳、解説を音読(応用は不要)
 二日目→<同じ範囲の>30語の例文、訳、解説を音読
     五日目まで繰り返す
 六日目→新たに30語の例文、訳、解説を音読
     以後、二日目から五日目までと同様。
     

 要するに、一日30語を五日間繰り返すという事ですね。繰り返しますが、「覚えよう」としないで下さい。「へぇ、そんなものなのか」くらいで結構です。五日間やると、結果として覚えているはずです。
 
 
 そもそも覚えることが目的ではないのです。
 
 
 短文の音読を通じて、既習の文法事項の確認をする
 
 
ことがメインです。したがって、例文の意味を正しく取れるかどうかということを確認していって下さい。まず目標をそこに置きましょう。
 
 
 一日30語でしたら、約40日で終了します。一ヶ月で終わらせたい場合は、一日37語としましょう。30日で終了します。音読するだけですから、一日30分もあればいいでしょう。とはいえ、30分間机に座って勉強する必要はありません。細切れの時間を活用して、音読を続けましょう。
 
 
 また、巻末に索引がついていますので、辞書がわりに使いましょう。学校や予備校、塾の授業での読解時にわからない単語が出てきた時に参照することで、さらに記憶の定着を図れます。
 
 
【 放 言 】

 著者は代々木ゼミナール講師の土屋博映氏。初版が1985年で、ボクも受験生時に利用していました。当時から、
 
 
 222語では少なすぎる
 
 
という批判がありました。今にして思えば、わかってないなぁ・・・と。そもそも単語集に全てを求めてはいけないのです。英語もそうですが、一般的に「単語集」というものは、最終確認に使うべきなのです。入試に出る単語を全てカバーしたいのであれば、辞書を使えばいいのです。その役割を単語集に求めるからこのような発言が出てくるのです。単語は文脈の中で身につけるのが、一見遠回りに見えて一番確実であり、堅実です。


 基礎段階においては、収録語数などを気にしてはいけません。あくまで、例文の意味をとることができるかどうかをメインに置いて下さい。
 
 
 ただし、気をつけて下さい。文脈の中で覚えるのが効果的といいましたが、
 
 
 絶対に文脈の中で覚えないといけないというわけではありません。
 
 
 別にゴロで覚えられるのであれば、もしくはどうしても覚えられない単語をゴロを使うことですんなりと頭に入ってくるのであれば使うべきです。一応、ボクの考えをまとめておきます。
 
 
 1)まずはこの土屋の古文単語222で短文読解を重ねて重要古文単語を身につけていく
 2)読解演習をさらに重ねて土屋の古文単語222に出てきたもの、出てこなかったものを文脈の中で覚えていく
 3)それでも覚えられない単語をリストアップして、ゴロ合わせなどを用いて最終チェック
 

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田村のやさしく語る現代文



【 テキストについて 】


 代々木ゼミナール元講師の田村秀行氏の入門者向け参考書です。構成としては二部に分かれていて、
 
 
 第一部→入試現代文とはなにか?
     入試現代文で必要な文法項目
     
 第二部→5題の長文演習を通じて解法を身につける
 
 
といったものです。書名通り、読者に語りかけてきます。受験生が使う最初の現代文参考書として最適です。


【 使 用 方 法 】


 原則的に二回転させます。そのために、問題文のコピーを一部取っておきましょう。問題文は別冊になっていますので、コピーはしやすいと思います。
 
 
 具体的な使用方法は、
 
 
 一日目→第一部を問題を解きながら読み進める
 二日目→第一部で得た解き方を元に第一問を解き、解説を読む
 三日目→第一部を再読
 四日目→第二問を解き、解説を読む
 五日目→第一部を再読
 六日目→第三問を解き、解説を読む
 七日目→第一部を再読
 八日目→第四問を解き、解説を読む
 九日目→第一部を再読
 十日目→第五問を解き、解説を読む(一周目終了)
 十一日目から→一日一題のペースで五題解いていく
 
 
 以上のようにすすめると、二週間強で終えることが出来ます。
 
 
 第一部は大変重要な項目が詰まっていますので、何度も繰り返して覚えるだけでなく、使えるようにする必要があります。ただし、出口汪の新・日本語トレーニングを利用した人は既に学習している事項もありますので、第一部の再読は飛ばしても結構です。とはいえ、田村氏独自の考え方もありますので、万全を期したい人は再読を奨めます。
 
 
 第二部は解説が随分と難しいと思う人がいるかもしれません。「ここまでやらなくても問題は解ける」と思う人も。ただ、こうした解説を読んで、筆者の言う「客観的」「論理的」に考えることが今後につながっていきます。ここで踏ん張れるかどうかで、今後の現代文に対する考え方が決まるといっても過言ではないでしょう。
 
 
 まず一周目では著者の読みと自分の読みのどこがどう違うのかを確認しましょう。
 
 
 そして二周目で、著者の読みと同様の読みが出来たのか、それとも何かが足りなかったのかを確認しましょう。この作業が軸をするとしないとで、今後、他の現代文参考書の解説を読めるか読めないかがかかってきます。
 

 一周目はコピーにどんどん書き込んでいって、二周目では、別冊の問題文を使っても良いでしょう。

 
【 放 言 】


 著者は『田村の現代文講義』で一世を風靡した田村秀行氏。
 
 
 「現代文とは、本文を元にして答えを出すべきで、一般常識を問うようなものではない」
 「接続詞などの文法項目を駆使してに、文と文、段落と段落のつながりを論理的に考えていく」
 

という考え方は、今から考えれば当たり前なのかもしれませんが、その当時は随分と画期的だったようです。


 『田村の現代文講義』は氏のエッセンスを凝縮した参考書であるのに対し、この『田村のやさしく語る現代文』は、それと同様でありながら、比較的簡単な文章を<あえて>分析的に用いることで、入門者に「現代文という科目」を体感してもらう意図で書かれた物だと思います。
 

 徹頭徹尾、分析的に方法論を解説した『田村の現代文講義』に対し、「学習の流れ」を重視し、段階的に学習できるように、極めて周到な問題配列を考えられたのが『田村のやさしく語る現代文』です。
 
 
 科目は違いますが、英語の伊藤和夫氏が『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』の関係に似ていると言えなくもありません。(まぁ、こんなことは今の受験生には関係のないことでしょう。第一、伊藤和夫氏の参考書を現在使っている学生がどれだけいるのでしょうか・・・名著なんですがね)
 
 
 
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2)どの書店がいいの?

 では、ネット書店ではどこがいいのでしょう。「ガチで苦手なあなたのための国語」では、

 
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 楽天ブックス
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の3つでの購入をオススメしています。どこで買えばいいのかといえば・・・


 ■できるだけ安く買いたい→Amazonマーケットプレイス
   
   
 ■楽天のポイントをためたい→楽天
   

 ■1点からでも送料を無料にしたい→セブン&ワイ
   セブン&ワイ


 ボクは仕事柄、たくさんの参考書を買わなければいけないので、
 
 
 中古本があればAmazonで購入、なければ楽天で購入
 
 
という形をとっています。特に1点しか必要ない場合はセブン&ワイでコンビニ支払いにしています。他は1500円以上購入しないと送料が無料になりませんので。


 受験生が個人で購入を考えている場合は、セブン&ワイが現実的でしょう。保護者の方に購入してもらう場合は、Amazonマーケットプレイスが良いでしょう。
 
 
 以下、簡単に三つの特徴を述べておきます。
 
 
【Amazonマーケットプレイス】
< 長 所 >
 ・安価で購入可能(中には1円という商品も。ただし、1点につき、送料が別途340円必要です)
 ・ヤマト運輸などのメール便で届くので比較的到着が早い
 
< 短 所 >
 ・クレジットカードが必要

 
【楽天ブックス】
< 長 所 >
 ・楽天のポイントが(微々たる額ですが)たまる
 
< 短 所 >
 ・宅急便を使うので自宅に不在の場合、到着まで手間がかかる


【セブン&ワイ】
< 長 所 >
 ・セブンイレブンでの商品受け渡し、支払いができる
 
< 短 所 >
 ・近くにセブンイレブンがない場合、楽天と大差ない
 
 
といった所です。

 1)リアル書店かネット書店か へ戻る




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